2015年2月7日土曜日

彼女が残したもの

年末年始
下の妹が急死したので対応に追われていた
40歳で独身
東京で一人暮らしをしていた次女
年末になっても連絡が取れず
心配した両親が彼女のアパートの大家に連絡した
自殺だった・・

詳しくは書けない 


高校を卒業すると彼女は家を出た
実家に顔を見せない子だった
ずっと疎遠になれば愛情は薄れるのかもしれない
両親の涙は見なかった
自分も泣かなかった

ぼくは人との会話を避けて部屋に閉じこもっていたから
彼女とは30年近くまともに会話していなかった
そして10年も会っていなかったから顔さえ忘れていた
兄妹なのにとても遠い存在
いや
存在さえも忘れていたというのが正直なところだ

棺桶の中の彼女の姿
白髪まじりの髪を見て驚いた
(そうだな、おまえも老いていたんだな・・・)
兄と妹の空白期間の長さに思いをはせた
小さな葬儀を済ませ
ぼくの家族の中では一番最初に御墓に入った

妹の人生
この世に意味のある物を何か残したのだろうか?
何も残さなかった
遺産も借金も家庭も子供も
彼女には何も無かった
彼女は静かに死んでいった


月が替わり生活が落ち着いてきた
すべてのことが鞘に戻りつつある
上の妹家族も元気にやっていくことだろう
ぼくも毎日
両親のことを気にかけながら働いている

妹の自殺で
似た者同士の兄と妹だったのだなと
今になって気がついた
もう少し理解しあえることができなかったのだろうかと
後悔に苛まれる
彼女の寂しかったであろう人生を思うとき
たまらなく心が疼く



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