2012年7月12日木曜日

近所づきあいできません


今ぼくが働いている工場の出社時間は9時だ
車で20分弱かかる工業団地内にある
ぼくは毎朝650分に自宅を出て工場に出かける
遅刻しないように早めに自宅を出発しているわけではない
いつも出社時間のぎりぎりまでコンビニの駐車場で休んで時間調整をしている
朝早く自宅を出る理由は出かけるときに近所の人と顔を合わせたくないからだ
近所の人とケンカしているわけでも仲が悪いわけでもない
人に見られるのが嫌なだけだ
8年前に引っ越してきたマイホーム
御近所さんの多くはぼくがここに住んでいることを知らないのではないかと思う
近所づきあいができないぼくは存在を消して暮らしている
自宅ではなるべく音を立てないように照明を点けないようにしている
閉めっ放しの雨戸もたくさんある
異常な話だがぼくは他人に暮らしているのを見られるのが嫌で
一度も庭やバルコニーに出たことがない
ぼくの住まいは袋小路の住宅地にあって県道に出る道は一本しかない
しかも通学路で道幅は狭い


毎朝同じ時刻に犬の散歩をしているおばさん
通学途中の子供たちの集団
定年退職して暇なおじさんの散歩
ゴミ出ししている奥さんたちの井戸端会議
朝からそんなものに遭遇してしまったら1日中気が滅入ってしまう
(今日は朝からツイテないな・・)
だからぼくは隣人一家が会社や学校に行くために家を出る時間を把握している
道路に誰も人がいない時刻も調べた
それが朝の650分だった
やはりぼくは回避性人格障害なのだろう
ぼくはいつも人間関係を築く前に最もひ弱な方法で人間関係を壊してしまう
人と目を合わさず挨拶をしないという方法で

小学生の頃東京から田舎に引っ越してきたぼくは
よそ者扱いされ地縁という難物に苦しめられた
クラスの3分の1の生徒が同姓だった
ぼくの母親もよそ者扱いされて近所づきあいには苦労していた
親の職業や立場が弱いとその子供はイジメを受ける場合が多いという
母親はそういうことに鈍感な人だからぼくはひとりで苦しんで悩んでいた
小学5年生の夏の日
ぼくは地域の行事で酷いイジメを受けた
子供たち参加の野球大会
バッターボックスでバットを振らなかったぼくは
観客と敵味方チーム全員から「案山子(かかし)」と野次られ笑い者にされた
「おいこら案山子バット振れや!!!
あの時の大人たちの罵声や嘲笑が今も忘れられない
集団での言葉の暴力
(どうしてぼくだけがこんな目に会うの?)
ぼくはあの日の夕暮れ震えながら遠回りして家に帰った

青少年の健全な育成には地域住民の参加が必要だというが果たして本当だろうか?
隣人は全員敵だとまでは言わないが
会うよりは会わないほうがいい
あのトラウマから脱せずぼくはこんな大人に育ちました


おまけ
今読んでいるミステリは
宮部みゆきさんの「理由」
いまどき「理由」って・・・
おそらく今世界でこれ読んでいるのはぼくだけでしょうね


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